ゴースト「ロッシュの限界」を作る際に考えた設定からはじまっている。設定自体、すべてゼロから作ったものではなく、没になったものや未完の設定を寄せ集めて再統合したもの。
現実を拡張したややこしい世界観ができあがった。
最初、ロッシュの限界だけでこの世界を話すにも限度があるので、FS視点のカッシーニの空隙を作る。このあたりで複数の視点で同一の世界を見れば立体的になるのでは、と考えるようになった。
仮想情報空間の技術を使ったオンラインゲーム「Extreme World」のソロプレイヤーゴースト「オールトの雲」、同じゲームでギルドマスターをやっている「エンケの空隙」を作った。ソロプレイヤーの視点とギルドマスターの視点でExtreme Worldを見てみよう、と。
Extreme Worldの機竜とパイロットのSSからスピンアウトした「EKBO」と「EKBO Phase 2」ができあがったのは予想外だった。最初はゴーストにするつもりはなかったのに気が付いたら形になっていた。はじめて、サーフィスの加工に手を付けたゴーストでもある。
それ以降のゴーストも同じ世界観に生きている。
特にこれから、というのは考えていない。この世界の百年、千年後はどうだろう、と少し考えている。
ほかの作者から見てどうなのか、と誰かこの世界観を使ったゴーストを作ってくれないかな、とも思う。