『アンダー・ア・バーニング・スカイ(2)【EW-B-7】』 をテンプレートにして作成
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開始行:
[[DAYS]]
* アンダー・ア・バーニング・スカイ【EW-B-7】 [#j0699fec]
船体表面を気流が荒れ狂う中、隊長が非常用ハンドルを回し...
「あのダンジョンにそっくりだ」
隊長は人選を高く評価しつつ、
「お前たちは、ネギ坊主の脇を固めるんだ。間違えても前に出...
戦闘は自分たちが請け負い、探索はアリウムに任せるつもり...
「了解」
「このパーティ編成してる感じいいな」
「戦いになったときは頼りにしてるからね」
アリウムの言葉に左右の防護服を着こんだ二人が親指を立て...
「隊長、前方に何かいる」
右の男が静かにいった。防御チームが破壊工作チーム8名を守...
「照明は消せ。レーダもオフだ。パッシブな方法で見るんだ」
隊長の指示に従い、皆、照明を消した。通路の照明だけでも...
「防御を固めろ。向こうが撃ってくるまで手を出すな」
頭上の天井が火花を散らすのを見て、隊長は追加の命令を出...
「応戦開始」
攻撃された敵が砕け、その後ろから通路を埋め尽くす勢いで...
「このままだと身動きが取れない。どうする?」
破壊工作チームにいる青いサイドテールの少年が小さな声で...
「ハッチの並びを考えると、並行している通路があるはずです...
横にいた小柄な少女が通路の天井付近にある金網を指して言...
「隊長、いけます」
「こいつらは俺たちがやる。任せろ、頑丈なのが取り柄だ。ア...
「わかった。任せて」
背の高い者や力のある者は率先して、他のメンバーをダクト...
●
ダクトからアリウムは飛び降りる。似たような通路が広がっ...
「クリア。いこう」
アリウムを先頭に破壊工作チームは内部構造を把握するべく...
「案内板の色分けが正確なら、ここは三層構造になってる。第...
「このサイズだと他にもありそうだな」
誰かの指摘にアリウムは頷き、言葉を続ける。
「でも、案内板で書かれるぐらいには大事なんだよ」
「目的地がないよりずっといい。まずはここへ向かおう。その...
別の誰かがいった。一同は慎重に前進をはじめる。戦闘の可...
「そのための破壊工作チームだ。色々揃ってるぞ」
「クラッカーから爆弾魔まで揃ってるもんな」
「言語の専門家もいますよー」
それぞれに得意分野を述べていく。普段の探索ではお目にか...
「みんなの出番はボクが作るよ」
「戦力ならほかにもいますよ。室内戦闘も慣れてますので」
やや右後ろから聞きなれた声がした。
「あれ、もしかして、オフィーリア?」
「お久しぶりです、アリウムさん」
ギルド戦では何度か一緒に戦ったことがある人物と意外な場...
「じゃあ、エプシロンさんもいる?」
「いるよ」
一番後ろから返事がした。オフィーリアの相棒だ。これだけ...
●
アリウムの予想通り、操縦室への最後の直線通路の手前の開...
「こんなスリリングなシチュエーションあると思うか?」
クラッカーが興奮を隠せずに叫ぶ。戦闘によるものなのか、...
「今まさに」
エプシロンがクラッキングの支援をしながら告げる。そうい...
「よっしゃ!」
クラッカーがガッツポーズをとると同時に扉が上下に割れて...
アリウムの予想に反して、敵は現れなかった。操縦室は広く...
「ぶち抜くか?」
「まずは何かから調べよう。いうことを聞かないなら君の出番...
「あいよ」
二人は今回が初顔合わせだというのに息があった様子で動か...
「みんな、アーセナル・バタフライの正式名称と建造時期がわ...
フロント近くのディスプレイでキーボードを叩いていた一人...
「正式名称はヴィエイター・ステラルム、建造時期は異常地震...
「こいつは新造艦なのか……というか、何語だ……?」
爆弾魔が呟く。
「ラテン語だと思う」
叫んでいた少女が続ける。
「正体不明機は偵察機なんだ。ギルド戦が行われているかどう...
「考えた結果が更地に戻すか」
クラッカーは操作を続けながらいった。
「情報は見てもいいが、手出しは許さねえってか。この石頭ど...
エプシロンはクラッカーに問われて答える。
「かち割ろう」
「オーケイ、そうこなくっちゃな」
うきうきしながらクラッカーはターミナルを起動してコマン...
「管理者権限は奪取できた……」
扉を開けたときと違いガッツポーズはしなかった。
「これから、攻撃中止命令を出す。命令は、これか」
誰もがクラッカーを見る。彼も視線が集まっていることに気...
「すんなりすぎる。何か構えてくれ」
がちゃ、と金属音がした。音の方向を見ればオフィーリアが...
「構え終わったよ」
アリウムの言葉を合図にクラッカーはエンターキーを叩く。...
「くそ、根本からプログラムを書き換えやがった!」
「床下から何か来ます。アリウムさん、戦力が足りません」
通路の向こう扉で爆発音がした。敵が侵入してきたのか、と...
「隊長!」
「アリウムさん、ここは退避を」
オフィーリアにうながされて、アリウムは叫ぶ。
「みんな、走って。ボマーは爆破の準備を」
ボマーと呼ばれた男はサムズアップした。艦橋のあちこちに...
「ボマー、爆破!」
無人になった艦橋にテルミット反応の強烈な熱が襲い掛かる。
終了行:
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* アンダー・ア・バーニング・スカイ【EW-B-7】 [#j0699fec]
船体表面を気流が荒れ狂う中、隊長が非常用ハンドルを回し...
「あのダンジョンにそっくりだ」
隊長は人選を高く評価しつつ、
「お前たちは、ネギ坊主の脇を固めるんだ。間違えても前に出...
戦闘は自分たちが請け負い、探索はアリウムに任せるつもり...
「了解」
「このパーティ編成してる感じいいな」
「戦いになったときは頼りにしてるからね」
アリウムの言葉に左右の防護服を着こんだ二人が親指を立て...
「隊長、前方に何かいる」
右の男が静かにいった。防御チームが破壊工作チーム8名を守...
「照明は消せ。レーダもオフだ。パッシブな方法で見るんだ」
隊長の指示に従い、皆、照明を消した。通路の照明だけでも...
「防御を固めろ。向こうが撃ってくるまで手を出すな」
頭上の天井が火花を散らすのを見て、隊長は追加の命令を出...
「応戦開始」
攻撃された敵が砕け、その後ろから通路を埋め尽くす勢いで...
「このままだと身動きが取れない。どうする?」
破壊工作チームにいる青いサイドテールの少年が小さな声で...
「ハッチの並びを考えると、並行している通路があるはずです...
横にいた小柄な少女が通路の天井付近にある金網を指して言...
「隊長、いけます」
「こいつらは俺たちがやる。任せろ、頑丈なのが取り柄だ。ア...
「わかった。任せて」
背の高い者や力のある者は率先して、他のメンバーをダクト...
●
ダクトからアリウムは飛び降りる。似たような通路が広がっ...
「クリア。いこう」
アリウムを先頭に破壊工作チームは内部構造を把握するべく...
「案内板の色分けが正確なら、ここは三層構造になってる。第...
「このサイズだと他にもありそうだな」
誰かの指摘にアリウムは頷き、言葉を続ける。
「でも、案内板で書かれるぐらいには大事なんだよ」
「目的地がないよりずっといい。まずはここへ向かおう。その...
別の誰かがいった。一同は慎重に前進をはじめる。戦闘の可...
「そのための破壊工作チームだ。色々揃ってるぞ」
「クラッカーから爆弾魔まで揃ってるもんな」
「言語の専門家もいますよー」
それぞれに得意分野を述べていく。普段の探索ではお目にか...
「みんなの出番はボクが作るよ」
「戦力ならほかにもいますよ。室内戦闘も慣れてますので」
やや右後ろから聞きなれた声がした。
「あれ、もしかして、オフィーリア?」
「お久しぶりです、アリウムさん」
ギルド戦では何度か一緒に戦ったことがある人物と意外な場...
「じゃあ、エプシロンさんもいる?」
「いるよ」
一番後ろから返事がした。オフィーリアの相棒だ。これだけ...
●
アリウムの予想通り、操縦室への最後の直線通路の手前の開...
「こんなスリリングなシチュエーションあると思うか?」
クラッカーが興奮を隠せずに叫ぶ。戦闘によるものなのか、...
「今まさに」
エプシロンがクラッキングの支援をしながら告げる。そうい...
「よっしゃ!」
クラッカーがガッツポーズをとると同時に扉が上下に割れて...
アリウムの予想に反して、敵は現れなかった。操縦室は広く...
「ぶち抜くか?」
「まずは何かから調べよう。いうことを聞かないなら君の出番...
「あいよ」
二人は今回が初顔合わせだというのに息があった様子で動か...
「みんな、アーセナル・バタフライの正式名称と建造時期がわ...
フロント近くのディスプレイでキーボードを叩いていた一人...
「正式名称はヴィエイター・ステラルム、建造時期は異常地震...
「こいつは新造艦なのか……というか、何語だ……?」
爆弾魔が呟く。
「ラテン語だと思う」
叫んでいた少女が続ける。
「正体不明機は偵察機なんだ。ギルド戦が行われているかどう...
「考えた結果が更地に戻すか」
クラッカーは操作を続けながらいった。
「情報は見てもいいが、手出しは許さねえってか。この石頭ど...
エプシロンはクラッカーに問われて答える。
「かち割ろう」
「オーケイ、そうこなくっちゃな」
うきうきしながらクラッカーはターミナルを起動してコマン...
「管理者権限は奪取できた……」
扉を開けたときと違いガッツポーズはしなかった。
「これから、攻撃中止命令を出す。命令は、これか」
誰もがクラッカーを見る。彼も視線が集まっていることに気...
「すんなりすぎる。何か構えてくれ」
がちゃ、と金属音がした。音の方向を見ればオフィーリアが...
「構え終わったよ」
アリウムの言葉を合図にクラッカーはエンターキーを叩く。...
「くそ、根本からプログラムを書き換えやがった!」
「床下から何か来ます。アリウムさん、戦力が足りません」
通路の向こう扉で爆発音がした。敵が侵入してきたのか、と...
「隊長!」
「アリウムさん、ここは退避を」
オフィーリアにうながされて、アリウムは叫ぶ。
「みんな、走って。ボマーは爆破の準備を」
ボマーと呼ばれた男はサムズアップした。艦橋のあちこちに...
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