『アンダー・ア・バーニング・スカイ(1)【EW-B-6】』 をテンプレートにして作成
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開始行:
[[DAYS]]
* アンダー・ア・バーニング・スカイ(1)【EW-B-6】 [#x2d488f6]
イルミネア大陸各地の機竜を有するギルドは作戦の準備に追...
「空戦がしたかったんだよ」
全機出撃と書かれたボードを見て、ギルド「第500飛行隊」の...
「大ごとですね、長」
端末でブラック・アウトの整備状況を確認してながら田辺が...
「おかげで俺たちは心置きなく飛べてますよ」
「やりがいはあるが……これがやりがい搾取か……」
「疲れてます?」
「それなりに。血が騒いで仕方ない」
「それは、皆一緒ですよ」
整備状況を見ると、可能な限りのミサイルやレーザー砲が積...
『装備テスト完了、いつでも飛べる』
「今のエリスの言葉、聞きました?」
「彼女も昂るか」
「この戦い、楽しみましょう」
「楽しむために少し、休んでくる。年には勝てないな」
ログアウトして山辺の姿が消える。
「休憩終わり。次の打ち合わせは――」
楽しい祭りのための準備はプレイヤーでも多い、と田辺は苦...
●
アーセナル・バタフライに突入する人員の選定は困難を極め...
「意外といないんだね、楽しいのに」
自分しかいない会議室でアリウムがぼやいていると、後ろか...
「すでに知られているお店を回るほうが楽しいやつもの多いの...
「あれ、突入したときの隊長さん?」
「おうよ、久しぶりだな、ネギ坊主」
「隊長さんもダンジョン探索好き?」
「俺が得意なのは地下迷宮だがな。ほかにもいるぜ」
ダンジョンは地下迷宮型、近未来型の2つにわけられる。外観...
隊長の後ろ、フルフェイスの防具に身を包んでいるため、誰...
「あんたの護衛のために来た。守ってみせるとも」
「それはすごい心強いよ。ボクの装備は速度重視だから」
「しかし、操縦士が見つからないんだったな」
「操縦士……」
アリウムは該当する人がいないか必死に思い出そうとする。...
「あの時の操縦士さんはどう?」
「あいつは確かにベテランだが、敵地侵入とまた違うぞ」
「大丈夫だと思う。あの人の飛び方、すごい綺麗だったから」
「抽象的だな」
「隊長、意外とそういうのあたりますよ」
隊長がくだんのパイロットに連絡をとると、二つ返事だった。
「高難易度ミッションは嫌いだと言っていたのに、食いつきが...
「どうしたんだろうね」
隊長がアリウムを見る。フルフェイスの防護服を着ているた...
「まだまだ集めるべき人材がいるぞ」
「え、そうなの?」
「あいつを内側から破壊するのが得意な連中が必要だ」
「うん。あとトラップ対策が得意な人もいるよ」
「いい気づきだ。もう数名は欲しいな」
全員揃ったらこの小さな会議室はぎゅうぎゅうになりそうだ...
●
作戦決行日、大陸北方の通称「氷壁の砦」の上空に無数の機...
「混成部隊にもほどがあるな」
ブラック・アウトを先頭にV字編隊を組んでいる。右の一番後...
「久しぶりな、元気にしてたか。フレア1」
正面切って戦い、旧ブラック・アウトを撃墜した敵への挨拶...
『お前を倒したくってうずうずしている。そちらも元気そうで...
好戦的だが社交的な返事だ。
『おまえを倒すのは、俺だからな。あんなガラクタにやられる...
「あんたこそ、落とされるなよ。サシでやりあうのを楽しみに...
機兵は本来、空を飛ばない人型ロボット兵器だ。それを肩と...
『いうじゃねえか、ブラック・アウト』
二人の会話に全体通信が割り込んできた。空中管制機からの...
『こちら空中管制機フローズンアイ。作戦開始時刻まであと3分...
田辺の真面目にしめるという予想に反して、盛り上げる方向...
『いい管制官を連れてるじゃないか』
「彼はこういうときじゃないと来ないんだ」
『祭り好きってことか』
「そうかもな」
対象をフレア1から編隊全体に切り替える。
「アンブロークン隊全機に告げる。間もなく、ミサイル攻撃が...
編隊の下を無数の白煙が飛んでいく。友軍のミサイル攻撃が...
「戦闘開始だ、存分に暴れるぞ」
2機編成にわかれてアンブロークン隊が敵機竜群に襲い掛かっ...
●
アーセナル・バタフライの突入に使われる機竜は通常の輸送...
『予定通り、通路ができた。アロー1、突入を許可する』
「アロー1、了解」
客席の最前列にいるアリウムは、管制官とパイロットのやり...
「機長から連絡です。本機はこれより、ハイウェイより危険な...
返事を待たずに機長が告げた。
「それではエキサイティングな空の旅をお楽しみください」
瞬間的に加速した。外を見ようとしていたのであろう誰かが...
「まるで、未来が見えてるみたいだ」
アリウムは感嘆の声を漏らした。
「いいか。アーセナル・バタフライの直前で減速はするが、止...
防御チームは吊り下げられているので、手荷物さえ忘れずに...
シグナルが点灯、床が開く。キャビン内が白く照らされる。...
「ちゃんと迎えに来てね!」
浮遊感と高揚感を味わいながらアリウムは無線機に叫ぶ。
『任せろ』
短い応答。アロー1はヴェイパートレイルを引きながら急速離...
終了行:
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* アンダー・ア・バーニング・スカイ(1)【EW-B-6】 [#x2d488f6]
イルミネア大陸各地の機竜を有するギルドは作戦の準備に追...
「空戦がしたかったんだよ」
全機出撃と書かれたボードを見て、ギルド「第500飛行隊」の...
「大ごとですね、長」
端末でブラック・アウトの整備状況を確認してながら田辺が...
「おかげで俺たちは心置きなく飛べてますよ」
「やりがいはあるが……これがやりがい搾取か……」
「疲れてます?」
「それなりに。血が騒いで仕方ない」
「それは、皆一緒ですよ」
整備状況を見ると、可能な限りのミサイルやレーザー砲が積...
『装備テスト完了、いつでも飛べる』
「今のエリスの言葉、聞きました?」
「彼女も昂るか」
「この戦い、楽しみましょう」
「楽しむために少し、休んでくる。年には勝てないな」
ログアウトして山辺の姿が消える。
「休憩終わり。次の打ち合わせは――」
楽しい祭りのための準備はプレイヤーでも多い、と田辺は苦...
●
アーセナル・バタフライに突入する人員の選定は困難を極め...
「意外といないんだね、楽しいのに」
自分しかいない会議室でアリウムがぼやいていると、後ろか...
「すでに知られているお店を回るほうが楽しいやつもの多いの...
「あれ、突入したときの隊長さん?」
「おうよ、久しぶりだな、ネギ坊主」
「隊長さんもダンジョン探索好き?」
「俺が得意なのは地下迷宮だがな。ほかにもいるぜ」
ダンジョンは地下迷宮型、近未来型の2つにわけられる。外観...
隊長の後ろ、フルフェイスの防具に身を包んでいるため、誰...
「あんたの護衛のために来た。守ってみせるとも」
「それはすごい心強いよ。ボクの装備は速度重視だから」
「しかし、操縦士が見つからないんだったな」
「操縦士……」
アリウムは該当する人がいないか必死に思い出そうとする。...
「あの時の操縦士さんはどう?」
「あいつは確かにベテランだが、敵地侵入とまた違うぞ」
「大丈夫だと思う。あの人の飛び方、すごい綺麗だったから」
「抽象的だな」
「隊長、意外とそういうのあたりますよ」
隊長がくだんのパイロットに連絡をとると、二つ返事だった。
「高難易度ミッションは嫌いだと言っていたのに、食いつきが...
「どうしたんだろうね」
隊長がアリウムを見る。フルフェイスの防護服を着ているた...
「まだまだ集めるべき人材がいるぞ」
「え、そうなの?」
「あいつを内側から破壊するのが得意な連中が必要だ」
「うん。あとトラップ対策が得意な人もいるよ」
「いい気づきだ。もう数名は欲しいな」
全員揃ったらこの小さな会議室はぎゅうぎゅうになりそうだ...
●
作戦決行日、大陸北方の通称「氷壁の砦」の上空に無数の機...
「混成部隊にもほどがあるな」
ブラック・アウトを先頭にV字編隊を組んでいる。右の一番後...
「久しぶりな、元気にしてたか。フレア1」
正面切って戦い、旧ブラック・アウトを撃墜した敵への挨拶...
『お前を倒したくってうずうずしている。そちらも元気そうで...
好戦的だが社交的な返事だ。
『おまえを倒すのは、俺だからな。あんなガラクタにやられる...
「あんたこそ、落とされるなよ。サシでやりあうのを楽しみに...
機兵は本来、空を飛ばない人型ロボット兵器だ。それを肩と...
『いうじゃねえか、ブラック・アウト』
二人の会話に全体通信が割り込んできた。空中管制機からの...
『こちら空中管制機フローズンアイ。作戦開始時刻まであと3分...
田辺の真面目にしめるという予想に反して、盛り上げる方向...
『いい管制官を連れてるじゃないか』
「彼はこういうときじゃないと来ないんだ」
『祭り好きってことか』
「そうかもな」
対象をフレア1から編隊全体に切り替える。
「アンブロークン隊全機に告げる。間もなく、ミサイル攻撃が...
編隊の下を無数の白煙が飛んでいく。友軍のミサイル攻撃が...
「戦闘開始だ、存分に暴れるぞ」
2機編成にわかれてアンブロークン隊が敵機竜群に襲い掛かっ...
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アーセナル・バタフライの突入に使われる機竜は通常の輸送...
『予定通り、通路ができた。アロー1、突入を許可する』
「アロー1、了解」
客席の最前列にいるアリウムは、管制官とパイロットのやり...
「機長から連絡です。本機はこれより、ハイウェイより危険な...
返事を待たずに機長が告げた。
「それではエキサイティングな空の旅をお楽しみください」
瞬間的に加速した。外を見ようとしていたのであろう誰かが...
「まるで、未来が見えてるみたいだ」
アリウムは感嘆の声を漏らした。
「いいか。アーセナル・バタフライの直前で減速はするが、止...
防御チームは吊り下げられているので、手荷物さえ忘れずに...
シグナルが点灯、床が開く。キャビン内が白く照らされる。...
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