『その翌日』 をテンプレートにして作成
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開始行:
[[DAYS]]
* 『その翌日』 [#if732a72]
今日の出来事を忘れないうちに書き留めよう、と瞬子は帰宅早...
が、途中で寝てしまったらしく、起きた時には12時になってい...
それも呼び鈴で目が覚めるという形だ。
慌てて扉を開ければ、
「あ、カシスちゃん」
「おはよう、瞬子」
「こんにちは、じゃないの?」
「寝起きでしょう。顔を洗ってきたら?」
と悪戯っぽくカシスは笑って、瞬子は慌てて顔を洗いに行きな...
「あ、上がって良いから」
「お邪魔させてもらうわ」
靴を脱いで右手にある瞬子の部屋に入る。
勉強机用の椅子に腰を下ろして、瞬子の帰りを待つ。
相変わらず、綺麗に片付いている部屋だ、とカシスは思う。
所々抜けている本が抜けている本棚と、その本が積み重なって...
が、それでも何故か乱雑さは感じなかった。
「お待たせ」
「食事はどうするの?」
「ひとまず作業してから。忘れないうちに書き留めようと思っ...
そう言って瞬子はディスプレイを指した。
PCの前の椅子に瞬子は腰掛ける。
カシスは勉強用の椅子から立ち上がって瞬子の隣へ。
「十姉妹のこと?」
名前は書いていないがおおよそ誰かと見当はついた。
なかなか濃い経験をしたようだ。
「ネタになるから」
瞬子は楽しそうに笑った。
「そう、良かったわね」
「うん。教えてくれてありがと」
「ところで服を脱がされた、と書いてあるけど、何があったの?」
楽しそうな笑みを浮かべたまま、瞬子はゲームの話をした。
自分がこぼしてなし崩し的に罰ゲームになって、脱がされたら...
「それはまた、貴重な体験をしたわね」
呆れた調子でカシス。
「うん」
とやはり、笑顔のままで瞬子。
「それに下、ちゃんと着てるから」
「そう言うことではないでしょう。少しは恥じらったらどうな...
「恥じらったわ。演技で」
「演技、ね。ここで私があなたにそうしたら?」
「それは、素がでるかも」
「ふぅん」
妖しく笑ってカシスは横にいる瞬子を見下ろした。
「えっ」
「なんて、ね」
素の表情に戻してカシスは言った。
「なんだ、つまんないの」
不満げに頬を膨らませて瞬子。
「あなたは身体張りすぎだわ。少しは大切にしなさいな」
「それはそうだと思うけど……」
彼女の持論の一つに作者の経験の幅がキャラクターの経験の幅...
脱がされるにしても、本を読むにしてもその経験の幅を広げる...
溜息をついてから、
「昼食は私が用意するわ」
「良いけど……」
「何か不満?」
「カシスちゃんにはしてもらってばかりだと思って」
「困ったときはお互い様でしょう。台所、借りるわね」
笑みを残してカシスは台所に向かった。
何処に何があるのかはわかっているだろう、と瞬子は思いなが...
しばらくすると台所からカシスの声。
「たらこスパゲティで良い?」
「それでお願~い」
振り返って開けたままの扉に向けて大きな声で返した。
画面に向かいなおして、タイピング再開。
昨晩のうちに手をつけておいて正解だった。
部分的に忘れている箇所もあるが、先に打ったところから想像...
一通り打ち終わるのとカシスに呼ばれるのは同時だった。
返事をしてからファイルを保存し、席を立った。
** 追記 [#kefa382b]
なりきりチャット「十姉妹」突撃翌日のお話し。
終了行:
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* 『その翌日』 [#if732a72]
今日の出来事を忘れないうちに書き留めよう、と瞬子は帰宅早...
が、途中で寝てしまったらしく、起きた時には12時になってい...
それも呼び鈴で目が覚めるという形だ。
慌てて扉を開ければ、
「あ、カシスちゃん」
「おはよう、瞬子」
「こんにちは、じゃないの?」
「寝起きでしょう。顔を洗ってきたら?」
と悪戯っぽくカシスは笑って、瞬子は慌てて顔を洗いに行きな...
「あ、上がって良いから」
「お邪魔させてもらうわ」
靴を脱いで右手にある瞬子の部屋に入る。
勉強机用の椅子に腰を下ろして、瞬子の帰りを待つ。
相変わらず、綺麗に片付いている部屋だ、とカシスは思う。
所々抜けている本が抜けている本棚と、その本が積み重なって...
が、それでも何故か乱雑さは感じなかった。
「お待たせ」
「食事はどうするの?」
「ひとまず作業してから。忘れないうちに書き留めようと思っ...
そう言って瞬子はディスプレイを指した。
PCの前の椅子に瞬子は腰掛ける。
カシスは勉強用の椅子から立ち上がって瞬子の隣へ。
「十姉妹のこと?」
名前は書いていないがおおよそ誰かと見当はついた。
なかなか濃い経験をしたようだ。
「ネタになるから」
瞬子は楽しそうに笑った。
「そう、良かったわね」
「うん。教えてくれてありがと」
「ところで服を脱がされた、と書いてあるけど、何があったの?」
楽しそうな笑みを浮かべたまま、瞬子はゲームの話をした。
自分がこぼしてなし崩し的に罰ゲームになって、脱がされたら...
「それはまた、貴重な体験をしたわね」
呆れた調子でカシス。
「うん」
とやはり、笑顔のままで瞬子。
「それに下、ちゃんと着てるから」
「そう言うことではないでしょう。少しは恥じらったらどうな...
「恥じらったわ。演技で」
「演技、ね。ここで私があなたにそうしたら?」
「それは、素がでるかも」
「ふぅん」
妖しく笑ってカシスは横にいる瞬子を見下ろした。
「えっ」
「なんて、ね」
素の表情に戻してカシスは言った。
「なんだ、つまんないの」
不満げに頬を膨らませて瞬子。
「あなたは身体張りすぎだわ。少しは大切にしなさいな」
「それはそうだと思うけど……」
彼女の持論の一つに作者の経験の幅がキャラクターの経験の幅...
脱がされるにしても、本を読むにしてもその経験の幅を広げる...
溜息をついてから、
「昼食は私が用意するわ」
「良いけど……」
「何か不満?」
「カシスちゃんにはしてもらってばかりだと思って」
「困ったときはお互い様でしょう。台所、借りるわね」
笑みを残してカシスは台所に向かった。
何処に何があるのかはわかっているだろう、と瞬子は思いなが...
しばらくすると台所からカシスの声。
「たらこスパゲティで良い?」
「それでお願~い」
振り返って開けたままの扉に向けて大きな声で返した。
画面に向かいなおして、タイピング再開。
昨晩のうちに手をつけておいて正解だった。
部分的に忘れている箇所もあるが、先に打ったところから想像...
一通り打ち終わるのとカシスに呼ばれるのは同時だった。
返事をしてからファイルを保存し、席を立った。
** 追記 [#kefa382b]
なりきりチャット「十姉妹」突撃翌日のお話し。
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