Feathery Instrument

Fine Lagusaz

飛べない翼

薄れ行く光を見上げ ただ迫り来る闇を見下ろしながら 深い海の底へ沈んでいくように ただ気泡を吐きながら藻掻き死を思うことしかできないように 想像の翼は常識に押しつぶされながら常識に埋没する 自由に飛べる日を夢見ながら わたしは沈む 常識という束縛の海へ

コメント

半端にリアリストなので空想の話は考えるのに苦労してます。 空想という自由に舞える世界でもまともにその翼は羽ばたけない。

元もと、科学を重視している人間なのでファンタジーの世界でも理屈を付けたがります。

ゲームならあっさり消えている「敵」が醜い亡骸を晒しているのはそんな考え方だからです。

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