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Fine Lagusaz

惑星ラグオル彷徨記の世界観とキャラクター

世界観

長引く戦乱で惑星コーラルの環境は人が住めないほどまで悪化した。

十カ国連盟は無人探査機の調査で発見された惑星ラグオルに移民する計画「パイオニア計画」を発動。

第一陣であるパイオニア1はラグオルの環境調査、テラフォーム、そして生活拠点であるセントラルドームを建設。 7年後、パイオニア1の招聘(しょうへい)を受けパイオニア2が発進する。

パイオニア2がラグオルに到着し地上のセントラルドームと通信を開こうとした時、正体不明の大爆発が発生。

その後、セントラルドームとの通信は開かれること無く数ヶ月の時が過ぎようとしていた・・・。

キャラクター

Eoh・Laguzphere - エオ ラグズフィア

作り出されてから8年、精神年齢(?)は10代後半あたり。 フェイド・ブレイム博士によって作られた黒いレイキャシール。 Extend Emotional AI(E2AI)を搭載している。

マグに搭載されているエモーショナルAIをフェイド博士が独自に改良を加えたAIで状況に応じて機能拡張(=成長)する。

ナノマシン技術で作られた人工皮膚は複雑な感情表現ができるため少し見ただけではアンドロイドとはわからない。 (視覚センサーの洗浄液を使って“涙を流す”という離れ業もできる)

パイオニア1発進直前に完成、フェイド博士と共に搭乗しフェイド博士の助手として日々を送っていた。 あの“爆発”が起こるまでは・・・

性格はおとなしく初対面の人にはやや警戒心が強い時もある。 育った環境がラボということもあるのか新しい発見には目が無い様子。 今はゼブリナやルーフたちと行動を共にしている。

愛用武器はフェイドから渡された短銃ブレイパスと散弾銃クラッシュパレット。

しばらくして赤のハンドガン、L&K14コンバット、ファイナルインパクトの三つになる。

Zebrina・Pendula - ゼブリナ ペンジュラ

歳は22。

本星に咲く花の名前を冠する紫のハンターズスーツに身を包んだヒューマーの青年。 SpringStormというパーティのリーダーらしい人。 両親は本星の内戦で帰らぬ人になっている。

殺伐とした世界に愛想がつき惑星ラグオルに希望を托しパイオニア2に乗り込む。

森エリアで誤って“デッドトライアングル”という異常フォトンに満たされたエリアに迷い込みエオと遭遇。

その後はエオとフォニュエールのルーフ、ヒューアンドロイドのジムの四人で行動している。

前向きとマイペースを信条に生きている。 ルーフにいつも遊ばれているがそれはそれなりに楽しんでいるらしい。 愛用武器は長刀ブリューナク、後に赤のパルチザン。

Lug - ルーフ

歳は14。 本星の遺伝子工学研究所で作り出されたフォニュエール。

幼いころは悲惨な生活を送っていたが研究所から逃げ出し非合法なルートでパイオニア2に乗船した過去がある。

このことは誰にも明かしていないし話しても信用してもらえないくらい明るい性格。 ゼブリナ“で”遊ぶのが日課。 本人曰く「楽しいから」だそうで悪意は無いらしい。 愛用武器は雷杖インドラ、後に神の吐息。

Sylfred=Ford - シルフレッド フォード

歳は22の赤いスーツのヒューマー。

ハンターズギルドには「ゼロ」という名で登録していて仲間からもゼロと呼ばれている。

普段は気楽な性格の青年であるが戦闘に入ると冷静でミスを許さない性格に変わる。

MOTHER計画の一環で誕生した“人間”であり戦闘能力は他の追随を許さない。 その高すぎる戦闘能力は研究所の定めた基準値を大幅に上回った。

そのため監禁されていたがしばらくしてエクシフス=フォード博士に養子として引き取られる。 15歳の時にハンターのライセンスを取得した。

今は政府や研究所などの監視つきだが本人はそれなりに楽しくやっている様子。 妹のレナと弟のソラがいる。 愛用武器はガエボルグとヤマト、後にオロチアギト。

Lena=Ford -レナ フォード-

18歳のフォマール、そしてゼロの妹。 少々人見知りが自分の殻にこもらず思いやりのある性格の持ち主。 気弱な部分もあるがエネミーと対峙しても恐れない芯の強さもある。

ゼロと同じ研究所で生まれた過去がある。 高い身体能力と精神力があり研究員はその成果を喜んだ。

が、その高い能力はゼロを彷彿させるものがあったため先は暗いものが予想された。 最終的にはエクシフス=フォード博士がゼロと共に養子にした。 愛用武器はテクニカルクローサー。

Sora=Ford - ソラ フォード

フォード兄弟の一番下、17歳のヒューマー。 セクションIDと同じSKYLYの名でハンターズギルドには登録されている。 フォード夫妻の実の息子。

ゼロやレナが血の繋がってないことには気が付いてはいるようだが彼にとっては関係ない要因らしい。 大の大剣好きで様々な種類を集めている模様。

- ジム

かなりの年代物のヒューアンドロイド。 本星にいたころは傭兵として戦場の第一線を駆け抜けていたらしい。 今はSKYLYといつもつるんでいる。 壊れた性格の持ち主で行動はいまいちつかみにくい。 たまにとんでもないボケをかますこともある。 愛用武器はチェインソード。

Dias - ディアス

24歳のヒューマー。 本名は不明。 本星にいた頃は十カ国連盟のやり方に抵抗しゲリラ活動をしていた。 その能力の高さを買われてか軍事機器メーカーのミク社にスカウトされる。

パイオニア2に彼が乗ることができたのはミク社の後押しがあったからではないかとの専らの噂。

口数は少なく厳しい性格だが義理堅い性格。 頻繁にゼロと行動を共にしている。 愛用武器はガエボルグどドランゴンスレイヤー。

Tangram Mick - タングラム ミク

23歳のフォーマー。

ギルドには『タンキュラム』の名前で登録しているが本当は『タングラム』と入れるつもりだったらしい。 名前の通り、ミク社の御曹司。

何でも欲しいものが手に入るという環境に不満を持ち(与えるという父にも不満を持つ)ハンターズとして生きている。 その感情はディアスと会ってからもっと強くなったようだ。

温厚で誰にでも好かれる性格。 それでも自分の意見はしっかりと持っている。 愛用武器は赤のセイバー。

Feid・Blame - フェイド ブレイム

歳は26のパイオニア1のラボ所属の博士。 緑の髪を伸ばし後ろで束ねている眼鏡の長身の男。 専門はAIでフォースのハンターズライセンスを取得している。 エオのAIは研究の賜物ではあるが正式に報告していない。

(一部のデータはモンタギュー博士の手に渡ったのではないかという情報もある)

何処か冷めた性格だが研究者仲間とは親しく決して孤独ではなかった。

エオを作った事で仲間との結束が強まり少しずつ性格は変わっていったらしい。 例の爆発をなんとか生き残り真相を突き止めるべくラグオルを奔走中。 愛用武器はマフとソウルイーター。

Dhis - ディス

26歳、ニューマンの女性。 マグを専門に扱う店を経営している。

破損したマグの修理やマグに関するアドバイスの的確さから一部のハンターズでは定評がある。

淡々とした口調で冷たい印象を与えがちだが性格自体はどちらかといえば温厚。

用語解説

赤シリーズ

誰かがレッドリング・リコに渡したと思われる複数の武器。 作り主の名前と思われる文字の一部が刻まれている。 試作品なのか作りが荒く破損しやすいものもあるが性能は折り紙つき。 グラインダーで付加できる上限が高い事や命中精度の高さから愛用者は多い。

アンドロイド

機械の身体を持ち人間と比べ全体的に能力が高い。 搭載さているAIの擬似感情は極めて完成に近く人間とあまり違いは無い。

歴史が古く人権はあるが有名無実であり差別や不当な扱いを受けることもある。

AI

Artificial Intelligence:人工知能のこと。 アンドロイドやパイオニア級の移民船に制御に使われる。 アンドロイド向けのAIは軍事用と民生用にわかれそれぞれ特性が異なる。

軍事用AIは感情が無く命令に忠実で民生用AIは感情を持ち同調もするし反発もする。 ハンターズに登録されているアンドロイドの大半は民生用AIを積んでいる。

また軍事用AIでもプログラムの追加や感情レンジの調整をすることで感情を持つ。

構造的にはあまり軍事用と民生用に違いは見られないが強度や耐久性、設定の自由度は軍事用が上である。 管理者権限でAIの設定変更等を行う事も可能。

異常フォトン

別名『D因子』 端末の計測器には「IPLv.(=Irregular Photon Level)」と表示されている。

惑星ラグオル一帯で検出される謎のフォトンで原生生物の凶暴化や突然変異など引き起こす。

各地を歩いているハンターズや観測衛星によりフォトン濃度が計測されラボで解析されたデータはオンライン上で公開されている。

濃度によってNor,Har,VH,Ultにランク付けしておりハンターズの行動基準となっている。

異常にフォトン濃度の高いエリアをUlt(ハンターズの適応レベルは80)と呼称し余程のことが無い限りは近づかない。

夜になるとこのフォトンの濃度が上昇するという統計もあるが原因は不明である。

遺跡

坑道よりもさらに下に位置する古代遺跡。 古代とはいってもパイオニアの文明よりも遥かに進んでいると推測される。 遺跡と言う名前だが全長1kmほどの大型宇宙船。

生物とは考えにくいエネミーが溢れ返る場所でパイオニア1の軍の残骸も確認できる。

E2AI

『Extend Emotional Artificial Intelligence』の略。

モンタギュー博士とオスト博士が開発したエモーショナルAIにブレイム博士が独自の改良を加えたAI。

エモーショナルAIとの違いは外部からの干渉に対し強い抵抗を持つことである。 安定性の面でも若干の改良が加えられているがどれほどのものなのかは不明。

エネミー

意味は“敵”とそのままである。

惑星ラグオルにおいてはあちらこちらから出現する原生生物などのことを指す。 本星においてはこの限りではない。

レベルに関わるためハンターズの狩りの対象にされているがハンターズが逆に狩られることもある。

坑道

洞窟よりも深い場所に位置する。 機械系エネミーが大量に出没するエリアで危険度はかなり高い。

エリア1は設備の破損部分も少なく広い場所が多いがエリア2になると破損部分が目立つようになる。

モニタールームでは管理AIが異常フォトンに侵され暴走、ボル・オプトとして出現する。

ハンターズが何度か交戦しているがそのたびにデータを集め進化していると言う。

端末

ハンターズスーツの左腕のシールドパーツに装着してある端末。

ホロキーボードによる操作と本体ディスプレイを触って操作することができる。

装備品変更やテクニック選択など戦闘に関わる事から仲間との通信など幅広く使えるハンターズ必須装備。 機能拡張が容易にできるので自分の好きなように改造して使うことが多い。

洞窟

セントラルドーム地下周辺に広がっていて明らかにパイオニア1による人間の手が加えられている。 アルタードビーストという変異体が多数確認されるエリア。

エリア1は溶岩が流れる灼熱地獄でハンターズスーツが無ければ耐えられないような温度の場所。 エリア2になると打って変わって地下水の流れる涼しい場所が続く。 最深部になるエリア3は機械類が目立つようになる。

洞窟の下にある地下水道にはデ・ロル・レと呼ばれるワーム状の巨大エネミーが確認されている。 異常フォトン濃度がUltになるとダル・ラ・リーに変化するという報告もある。 ただしデ・ロル・レと別個体なのかは不明。

ニューマン

人間の生み出した種族の一つ。 比較的新しい技術のため寿命の不安定で孤児が多い。 精神力の面で優れた能力を有する。

種族差別に喘ぐ者も多く種族の関係がないハンターズに登録する者が後を絶たない。

パイオニア計画

十カ国連盟が実行中の大規模な惑星間移民計画。

移民に使われる船はパイオニア級と呼ばれる船で複数のブロックから成り立つ超大型宇宙船。 三万人ほどの人が収容可能な船で一つの都市が入っているようなもの。 表向きではただの移民計画だが裏ではあやしげな計画が進行している模様。

パイオニア1

地上にセントラルドームを築くなど開拓の任務を遂行した先発隊。 軍やラボ、ハンターズといった“実用性”の高い人選をしていたようだ。

搭乗員にレッドリング・リコや白髭公ヒースクリフ・フロウウェンと言った人間も含まれていた。

例の爆発の後、パイオニア2のハンターズを中心に調査隊が結成されラグオルに降りたが生存者は発見されておらず全滅したのではないかと噂されている。

パイオニア

移民を目的とした船で主に民間人を乗せている。 軍の人間がほとんどいないためハンターズに出番がまわってきている。

ファーストコンタクトの後に大気圏突入を行う予定だったが爆発の原因調査のため衛星軌道中に待機する日々が続く。

ハンター

剣の扱いを得意とする接近戦に優れた能力を発揮するハンターズの花形職業。

この職業にはバランス型のヒューマー、Lv.20テクニックが使えるハニュエール、最高の攻撃力を誇るヒューアンドロイド、攻撃力と命中の高いヒューキャシールがいる。

ハンターズスーツ

ハンターズが身に着けているスーツ。

テクニックジェネレータやフォトンジェネレータが内蔵されていて装備者の能力を上げる事が出来る。

武器やテクニックの選択は先述の端末を用いて行う方法とスーツ内蔵のセンサーで脳波を読み取り行う方法の二つがあり主流は脳波を用いる方法。

アンドロイドの場合はスーツというより追加装甲の意味合いが強くほぼ一体化している。

生命維持装置と緊急転送装置も内蔵されておりハンターズの生存率は高いものに仕上がっている。

緊急転送装置が作動した場合、特定の場所に転送されることになっていてパイオニア2ハンターズの場合はメディカルセンターに設定されている。

転送の際に所持金が0になるがすべてはそこが徴収しているとハンターズの間では専らの噂。

ハンターズライセンス

ハンターズになるために発行されるライセンス。 各職業ごとにわかれておりそれぞれの試験を受け合格する事で発行される。

試験の内容はその職業で必要とする知識や技術などで二日から三日にわけて行われる。 取得すると自動的にハンターズギルドに入ることになる。

フォース

最大Lv.30テクニックを自由自在に操る職業。 補助テクニックの威力も絶大でパーティを組む際に一人は欲しい。

攻撃力が高く接近戦もこなすフォーマー、補助テクニックに優れたフォマール、トップクラスの精神力を持つフォニューム、最高のテクニックユーザーのフォニュエールがこの職業。

フォトン

大気中のエネルギー群の総称。

エーテルの研究中に発見されたものですべての分野において大規模な変化を与えた。 正体不明の部分が多く今の研究が続けられている。

総督府がラグオル地上に設置した最新の通信システム。 事実上のハンターズ専用通信回線である。

多少のラグはあるもののラグオルのハンターズとパイオニア2と連絡が取れるようになった。 転送装置と連動し転送することも可能。

マグ

AI搭載の生体防具。 装備者とシンクロすることによりその能力を発揮する。 フルイドやメイトといった回復アイテムを吸収する事で成長・形態変化する。 ハンターズになると支給されるが詳しいことはあまり知られていない。

装備者をシフタとデバント、レスタやリバーサーなどで助けてくれることもしばしば。

魔の三角区域

デッドトライアングルと呼ばれるエリア。 森エリアでフォトン濃度Ultの場所を一部のハンターズがそう呼んでいた。 最近では森エリアに限らずUltの場所をそう呼ぶようになっている。

森エリア

セントラルドーム周辺の居住区の名前。 原生動物が多く生息し比較的安全な地帯だったらしい。

エリア1はセントラルドームから少し離れたエリアで明るく見通しのいい場所が多い。

セントラルドーム周辺であるエリア2では雨がずっと降り続いていてエリア1と比べ暗く見通しの悪い場所が続く。

狭い通路で大量のエネミーに襲われるため油断するとかなり苦戦するエリアである。

ドーム内には本星コーラルで伝説上の生物であるはずのドラゴンが生息している。

レベル

エネミーの種類、IPLv.により経験値が増減する。

この経験値を一定まで取得するとレベルがあがり使用可能な装備が増えていく。

レベルが低くてもその装備を使用する事が出来るが本来の性能は発揮できない。 そのため普通は自分のレベルにあった武器を使用する。

レンジャー

銃器の扱いを得意としエレメントを使いこなす職業。

ライフルを使った超長距離から長刀を使った近距離戦でもその能力を発揮する。

最高の命中率を誇るレイマー、バランスの良い能力のレイマール、攻撃力と命中力を備えたレイアンドロイド、最大の防御力を持つレイキャシールがこの職業。

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